油圧シリンダー,ポンプ,機器,モーター,ユニット,回路,バルブ,配管等

 

作動流体/作動油/難燃性作動油/標準空気



油圧及び空気圧用語において、”(1)基本用語”の分類の中で、”(b)作動流体”に分類されている用語のうち、『作動流体』、『作動油』、『難燃性作動油』、『標準空気』のJIS規格における定義その他について。

油圧及び空気圧機器、或いは油圧及び空気圧システムに関して一般に用いられる主な用語として、油圧及び空気圧用語(JIS B 0142)において、”(1)基本用語”の分類の中で、”(b)作動流体”に分類されている油圧及び空気圧用語には、以下の、『作動流体』、『作動油』、『難燃性作動油』、『標準空気』などの用語が定義されています。

油圧及び空気圧用語(JIS B 0142)
⇒【(1)基本用語 > (b)作動流体 】


分類: 油圧及び空気圧用語 > (1)基本用語 > (b)作動流体

番号: 1201

用語: 作動流体

定義:
伝動の媒体となる流体。

対応英語(参考):
working fluid


分類: 油圧及び空気圧用語 > (1)基本用語 > (b)作動流体

番号: 1202

用語: 作動油(※1)

定義:
油圧機器又は油圧系統に使用する液体。

対応英語(参考):
hydraulic fluid,
working fluid


分類: 油圧及び空気圧用語 > (1)基本用語 > (b)作動流体

番号: 1203

用語: 難燃性作動油

定義:
火災の危険を最大限に予防できる燃えにくい作動油。

対応英語(参考):
fire resistant fluid


分類: 油圧及び空気圧用語 > (1)基本用語 > (b)作動流体

番号: 1204

用語: 標準空気

定義:
温度20℃、絶対圧101.3kPa、相対湿度65%の湿り空気。
備考:
標準空気は、密度1.2kg/m3

対応英語(参考):
standard air (standard reference atmosphere)


(※1)
作動油に関連するJIS規格には、以下などがあります。

JIS B 8356-4
油圧用フィルタ性能評価方法−第4部:フィルタエレメントの材料の作動油適合性試験

JIS B 8671
油圧−作動油の標準エラストマーに対する適合性

JIS B 9930
油圧−作動油汚染−光学顕微鏡を用いた計数法による微粒子測定方法

JIS B 9931
質量法による作動油汚染の測定方法

JIS B 9933
油圧−作動油−固体微粒子に関する汚染度のコード表示

JIS B 9936
油圧−微粒子分析−運転中のシステム管路からの作動油試料採取方法

JIS B 9937
油圧−作動油試料容器−清浄度の品質及び管理方法

JIS B 9938
油圧−難燃性作動油−使用指針

JIS W 2922
航空機−油圧系統構成部品−使用作動油の種類の表示

JIS W 2923
航空宇宙−流体系統及び構成部品−作動油の固体微粒子汚染の試料採取及び測定の方法

JIS W 2924
航空宇宙−油圧作動油の清浄度

JIS W 2925
航空宇宙−油圧作動油汚染−サンプリングの位置及び基準