油圧シリンダー,ポンプ,機器,モーター,ユニット,回路,バルブ,配管等

油圧及び空気圧機器、或いは油圧及び空気圧システムに関して一般に用いられる主な用語として、油圧及び空気圧用語（JIS B 0142）において、”（1）基本用語”の分類の中で、”（b）作動流体”に分類されている油圧及び空気圧用語には、以下の、『標準大気』、『完全ガス』などの用語が定義されています。

油圧及び空気圧用語（JIS B 0142）
⇒【（1）基本用語 > （b）作動流体 】

分類： 油圧及び空気圧用語 > （1）基本用語 > （b）作動流体

番号： 1205

用語： 標準大気（※1）

定義：
海面上からの高さを Z km とするとき、次の式で表される温度、圧力及び密度の大気。
Z ≦ 11km のとき
t＝t₀−6.5Z
（P/P₀）＝（1−0.02257Z）^5.256
（ρ/ρ₀）＝（1−0.02257Z）^4.256
Z ＞ 11km のとき
t＝−56.5
（P/P₀）＝1.266e^-0.1578z
（ρ/ρ₀）＝1.684e^-0.1578z
ここに、
t：温度（℃）
P：絶対圧（kPa）
ρ：密度（kg/m³）
添字0は、海面上における値を示す。
t₀＝15℃
P₀＝101.3kPa
ρ₀＝1.225kg/m³

対応英語（参考）：
standard atmosphere

分類： 油圧及び空気圧用語 > （1）基本用語 > （b）作動流体

番号： 1206

用語： 完全ガス

定義：
Pv＝RT の状態式を満足する気体。
ここに、
P：圧力（Pa）
v：比体積（m³/kg）
R：ガス定数［J/(kg・K)］
T：温度（K）

対応英語（参考）：
perfect gas

（※1）
標準大気については、以下のJIS規格があります。

JIS W 0201
標準大気

この規格では、ISO標準大気の特性について規定されており、飛行体及びその構成部品の試験結果を同じ条件で表すため、並びに計器の開発及び校正の分野での統一化を進めるために飛行機の計算や設計に使用することを意図した規格です。