ベーンモーター/ピストンモーター/多工程モーター
油圧及び空気圧用語において、”(2)エネルギー変換に関する用語”の分類の中で、”(b)モーター”に分類されている用語のうち、『ベーンモーター』、『ピストンモーター』、『多工程モーター』のJIS規格における定義その他について。
油圧及び空気圧機器、或いは油圧及び空気圧システムに関して一般に用いられる主な用語として、油圧及び空気圧用語(JIS B 0142)において、”(2)エネルギー変換に関する用語”の分類の中で、”(b)モーター”に分類されている油圧及び空気圧用語には、以下の、『ベーンモーター』、『ピストンモーター』、『多工程モーター』などの用語が定義されています。
油圧及び空気圧用語(JIS B 0142)
⇒【(2)エネルギー変換に関する用語 > (b)モーター 】
分類: 油圧及び空気圧用語 > (2)エネルギー変換に関する用語 > (b)モーター
番号: 2208
用語: ベーンモーター
定義:
ケーシング(※1)(カムリング(※2))に接しているベーン(羽根)をロータ内にもち、ベーンの間に流入した流体によってロータが回転する形式の油圧モーター・空気圧モーター。
対応英語(参考):
vane motor
分類: 油圧及び空気圧用語 > (2)エネルギー変換に関する用語 > (b)モーター
番号: 2209
用語: ピストンモーター
定義:
流入流体の圧力がピストン端面に作用し、その圧力によって斜板カム、クランクなどを介してモーター軸が回転する形式の油圧モーター・空気圧モーター。
対応英語(参考):
piston motor
分類: 油圧及び空気圧用語 > (2)エネルギー変換に関する用語 > (b)モーター
番号: 2210
用語: 多工程モーター
定義:
出力軸1回転中にモーター作用要素が複数回往復する油圧モーター。
対応英語(参考):
multi stroke motor
(※1)
ケーシングとは、揚液の流路を形成するポンプの胴殻の総称です。
(※2)
カムリングとは、ベーン、ラジアルピストンポンプ(ピストンの往復運動の方向が駆動軸にほぼ直角であるピストンポンプ)又はモーターに用い、ベーン、ピストンの往復運動を規制する案内輪のことです。