油圧ポンプ/容積式ポンプ/ターボポンプ/定容量形ポンプ
油圧及び空気圧用語において、”(2)エネルギー変換に関する用語”の分類の中で、”(a)ポンプ”に分類されている用語のうち、『油圧ポンプ』、『容積式ポンプ』、『ターボポンプ』、『定容量形ポンプ』のJIS規格における定義その他について。
油圧及び空気圧機器、或いは油圧及び空気圧システムに関して一般に用いられる主な用語として、油圧及び空気圧用語(JIS B 0142)において、”(2)エネルギー変換に関する用語”の分類の中で、”(a)ポンプ”に分類されている油圧及び空気圧用語には、以下の、『油圧ポンプ』、『容積式ポンプ』、『ターボポンプ』、『定容量形ポンプ』などの用語が定義されています。
油圧及び空気圧用語(JIS B 0142)
⇒【(2)エネルギー変換に関する用語 > (a)ポンプ 】
分類: 油圧及び空気圧用語 > (2)エネルギー変換に関する用語 > (a)ポンプ
番号: 2101
用語: 油圧ポンプ
定義:
油圧回路(※1)に用いられるポンプ。
対応英語(参考):
(oil) hydraulic pump
分類: 油圧及び空気圧用語 > (2)エネルギー変換に関する用語 > (a)ポンプ
番号: 2102
用語: 容積式ポンプ
定義:
ケーシングとそれに内接する可動部材などとの間に生じる密閉空間の移動又は変化によって液体を吸込み側から吐出し側に押し出す形式のポンプ。
対応英語(参考):
positive displacement pump
分類: 油圧及び空気圧用語 > (2)エネルギー変換に関する用語 > (a)ポンプ
番号: 2103
用語: ターボポンプ(※2)
定義:
羽根車をケーシング内で回転させ、液体に運動エネルギーを与え、液体を吐き出す形式のポンプ。
対応英語(参考):
turbo-pump,
rotodynamic pump
分類: 油圧及び空気圧用語 > (2)エネルギー変換に関する用語 > (a)ポンプ
番号: 2104
用語: 定容量形ポンプ
定義:
1回転当たりの理論吐出し量が変えられないポンプ。
対応英語(参考):
fixed displacement pump,
fixed delivery pump
(※1)
油圧回路とは、油圧機器などの要素によって組み立てられた油圧装置の機能の構成のことです。
(※2)
ターボポンプに関しては、以下のJIS規格があり、参考になります。
JIS B 0131
ターボポンプ用語
この規格では、一般に使用されるターボポンプ及びその部品に用いられる主な用語及びそれらに関連する水力用語とその定義について規定されています。
この規格においては、ターボポンプは以下のように定義されています。
【ターボポンプ】
インペラをケーシング内で回転させ、液体にエネルギーを与える機械。
遠心ポンプ、斜流ポンプ、軸流ポンプなどの総称。