シリンダークッション/ストローク/シリンダー力/シリンダー出力
油圧及び空気圧用語において、”(2)エネルギー変換に関する用語”の分類の中で、”(d)シリンダー”に分類されている用語のうち、『シリンダークッション』、『ストローク』、『シリンダー力』、『シリンダー出力』のJIS規格における定義その他について。
油圧及び空気圧機器、或いは油圧及び空気圧システムに関して一般に用いられる主な用語として、油圧及び空気圧用語(JIS B 0142)において、”(2)エネルギー変換に関する用語”の分類の中で、”(d)シリンダー”に分類されている油圧及び空気圧用語には、以下の、『シリンダークッション』、『ストローク』、『シリンダー力』、『シリンダー出力』などの用語が定義されています。
油圧及び空気圧用語(JIS B 0142)
⇒【(2)エネルギー変換に関する用語 > (d)シリンダー 】
分類: 油圧及び空気圧用語 > (2)エネルギー変換に関する用語 > (d)シリンダー
番号: 2430
用語: シリンダークッション
定義:
ストローク終端附近で、流体の流出を自動的に絞ることによって、ピストンロッド(※1)の運動を減速させる機能。
対応英語(参考):
cylinder cushioning
分類: 油圧及び空気圧用語 > (2)エネルギー変換に関する用語 > (d)シリンダー
番号: 2431
用語: ストローク
定義:
ピストン(※2)が移動する距離。
対応英語(参考):
stroke
分類: 油圧及び空気圧用語 > (2)エネルギー変換に関する用語 > (d)シリンダー
番号: 2432
用語: シリンダー力
定義:
ピストン面に作用する理論的流体力。
対応英語(参考):
(theoretical) cylinder force
分類: 油圧及び空気圧用語 > (2)エネルギー変換に関する用語 > (d)シリンダー
番号: 2433
用語: シリンダー出力
定義:
ピストンロッドによって伝えられる機械的な力。
対応英語(参考):
cylinder output force
(※1)
ピストンロッドとは、ピストンと結合して、その運動をシリンダーの外部に伝達する棒状部品のことです。
なお、油圧及び空気圧シリンダーに使用するメートル系列のシリンダー内径及びピストンロッドの径に関しては、以下のJIS規格があります。
JIS B 8366-1
油圧・空気圧システム及び機器−シリンダ−構成要素及び識別記号−第1部:シリンダ内径及びピストンロッド径
(※2)
ピストンとは、シリンダー内を往復運動しながら流体圧力と力の授受を行うための、直径に比べて長さの短い機械部品のことで、通常は連接棒又はピストンロッドとともに用いられます。
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